薬剤課

薬剤課は、患者さまに安全で有効な薬物療法を提供するために、薬学的視点に立ち、薬の専門家として職能を発揮できるように努めています。常に専門的な知識と技能の習得に努め、薬の適正管理・使用を推進しています。

2014年より病棟薬剤業務を実施しています。適切な薬物治療のために、医師や看護師をはじめとする医療スタッフと協働しています。

業務の紹介

薬剤課の業務は多岐にわたります。その業務内容の一部をご紹介します。

一般病棟に専任薬剤師を配置し、病棟薬剤業務を実施しています。

安全で効果的な医療を提供するために、入院患者さまに副作用歴・アレルギー歴、サプリメントの有無などを確認させていただいています。また、持参薬の確認、医師への処方支援、薬の正しい使用方法や薬効の説明等を行っています。また、退院時には、おくすり手帳を活用して、地域の保険薬局との連携も図っています。

緩和ケア病棟では、カンファレンスが週1回あり、薬剤師も参加しています。

これらを通して、入院患者さまに対し、安全で有効な薬物治療の実施、医薬品の適正使用の推進、副作用防止を行っています。

原則として、外来処方は院外処方箋を発行しており、当院の薬剤課においては、主に入院患者さまを対象に調剤業務を行っています。

医師が処方した内容について、投与量や相互作用などを確認しています。処方された内容に少しでも疑問がある場合には、処方した医師に照会後に調剤し、適正な薬物療法が行われるように努めています。

注射薬については、注射を受ける患者様ごとに、個別にセットした上で、病棟へ搬送しています。

高カロリー輸液は、全病棟対象に無菌調製を行っています。無菌調製を行うことで輸液療法による感染リスクの防止に努めています。

また、抗がん剤は、安全キャビネット内で調製することで、医療従事者の抗がん剤の暴露防止や化学療法の安全実施に貢献しています。