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さんむ医療センターからのお知らせ

第6回九十九里緩和医療セミナーを開催しました。

第6回のセミナーは、80名の参加をいただき、臨床心理士の品川博二先生に、「見送る命と看取る命の共同性について」時には笑いも入り、わかりやすくお話を伺いました。スペリチュアルペインとは緩和ケアではよくでてくる言葉ですが、どんな痛み?と聞かれても、医療に携わる人でもうまく答えられません。

がんという病気になり、後二ヶ月の命と知った時、多くの人はおそれおののき不安にさいなまれると思います。ましてや、夜も眠れぬ体の痛みがあればなおのことです。体の痛みは医師が取り除いてくれる時代になりました。しかし、体の痛みがとれても不安やおののきは残ります。

亡くなられる方は、自分の子供など大切な人が気がかりで死ぬに死ねないと、自分のことより子供のことなどを心配されることがあります。それを知った医療者は、とてもせつなく感じます。亡くなる方のスペリチュアルペインであると同時に切なく思う人(医療者、家族など)のスペリチュアルペインでもあります。せつなく感じた人が、亡くなる人を何とかしたいと思ったとき、3分でもよいから、そばにいてじっと思いに耳を傾けることが大切。そうすることで不安をかかえたまま死ぬことなく、残された人の心にもよき思い出としてあらわれ、時に励まされることもある。

そんな内容だったと思います。タイトルの「・・・看取る命・・・」は身体がとられる=体の死ということのようで、「看取る」ではないとのことです。死んでいく時に、自分の悩み不安を受け止めてくれる人(あなた)がいて、ひとは死を受け入れることが出来るようです。

参加者の多くは看護師さんでしたが、中には患者さんもいました。みなさん元気をもらって帰られたようです。次回も決まり次第ご案内する予定です。皆様の参加をお待ちしています。